リガチャーの研究おじさん

吹奏楽・クラシック向けにサックス小物をレビューしつつ、自作リガチャーの研究・販売を目指しています。使用楽器:セルマー・旧シリーズ2 GPネック

リガチャーの選び方(中級編?)

こんにちは。

他の記事でリガチャーの良し悪しをレビューしてるけど結局何を選べばいいの?

という声にお応えして、

今回はリガチャーの選び方について書いていこうと思います。

 

ザックリ言って試奏して「良いな」と思ったリガチャーが良いのですが笑、

そのポイントであったり基準をどこに置くかというお話。

 

 

さて、最近ではJLVやシルバースタインなど、評価の高いリガチャーがどんどん新しく出てきていますね。

(良いことです)

 

そして、これらが開発・発売される前に日本で評価されてプロ・アマ含め人気を二分していたリガチャーハリソンBGです。

 

 

明るく華やかな音色のハリソン

www.jirihi-3.com

 

 

温かみのある落ち着いた音色のBG

www.jirihi-3.com

 

 

どちらも程良い吹奏感で全体的にクセの少ない中庸なリガチャーですが、音色の方向性には違いがあります。

 

ですので、まずはこの2つを試奏してみて自分の中の基準を作ると良いのではないかと思います。

(この時点で気に入ればハリソンやBGで決めれば良いです)

 

ハリソンとBGよりも

・音色が明るいor暗い

・吹奏感が軽いor重い

・音の繋がりや跳躍がしやすいorしにくい

 

音色は、ハリソンより明るいなら結構明るめの方向に振っているリガチャー

BGより暗いなら結構暗めの方向に振っているリガチャー、という判断です。

 

好みや、楽器とのセッティングの兼ね合いで「ピッタシハマる」リガチャーは変わるので一概に言い切れませんが、

「極端に振ったリガチャー

は避けた方が良いかなぁと思います。(吹奏感なり音色なり...)

 

理由として、

「極端に振ったリガチャー」は

リガチャーに個性を出すために敢えてそうしていることが多いのですが、

その個性が扱い切れずに他のセッティングや奏法でカバーするなどしてしまい、

結果的に本来惹かれていた個性が潰れてしまったり、いつも扱いにくい思いをしてなんとか楽器を吹いている...という悲しい事態に繋がることがあります。

 

(...まぁ、一流のプロの中でも極端に振ったセッティングの方はそこそこ結構見られるような気がしますが、あれはやはりプロであるが故に素人目には攻めたセッティングであっても充分に扱うことが出来るからだと思います。)

 

 

結論ですが、冒頭で述べたように気に入ったリガチャーを選べればそれが最も良いのですが、ハリソンやBGなどの中庸なリガチャーを基準にすることで、より深くセッティングに対して選びやすさが出るのかなと思います。

 

どうぞ、ご参考にしてください。

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