リガチャーの研究おじさん

吹奏楽・クラシック向けにサックス小物をレビューしつつ、自作リガチャーの研究・販売を目指しています。使用楽器:セルマー・旧シリーズ2 GPネック

「HARRISON(ハリソン復刻版)」のレビュー

日本国内では「BG」と人気を二分するド定番リガチャー

 

有名プロを中心にアマチュアまで幅広く支持されるH型のヤツ。

f:id:jirihi-3:20190223220202j:image 

元々、アメリカのメーカー

HARRISON HURTZ

(ハリソン ハーツ)

で販売されていたリガチャーです。

 

オリジナルは既に販売終了しており、

現在は野中貿易が

復刻版HARRISON HURTZリガチャー

として取り扱っています。

つまりは日本製ということですね。

 

 

「BG」は側面どちらから見てもBの形に見えるリガチャーでしたが、

 

www.jirihi-3.com

 

「ハリソン」は正面から見てHの形でリードを抑えています。

 

...こちらも洗練されたデザインで美しいですね。

復刻される価値があるというものです。

 

 

価格はGPで9,000円前後ぐらいと

金めっきにしてはお値打ち感あります。

(総銀製だと25,000円前後しますが...)

 

個人的に須川展也さんが使用しているイメージが強いですが、

皆さまのイメージはいかがでしょうか?(須川さんのはオリジナルのハリソン?)

 

 

さて、試奏レビューに入ります。

 

一言で表すと

くっきり明るい高級感のある音。

 

吹奏感は心地よい抵抗具合で、どちらかといえば軽い部類と思います。

 

息に制限がかかる、なんてこともなく音の広がりに自由度があります。

 

なんと言っても吹き込んだ息に対して音の純度が高いという印象を受けます。

かなりクラシック向きな設計と言えるでしょう(特にGP)。

 

リガチャーの金属がかなり硬そう(鍛造?)なので

そこらへんが影響しているのかなと推測しています。

 

海外より日本での愛用者が多い理由は単純に日本製だからでしょうか。

 

BGと並び、一度は試奏する価値のある製品と思います。

 

 

 

 

気になる点について。

 

ここまで書いて無敵のようなハリソンですが、

なんと言ってもコレ。

 

SNSなどでもよく見かける

H部の付け根がブチッと切れる現象。

 

僕はハリソンの使用経験が少ないのでブチッとしたことはないのですが、

ちょくちょく話を聞きます。

 

H部の付け根がかなり薄いのでどうしようもないのではと思います...

 

 

あとは人によって、高音がちょっとキンキンするという印象を持つ可能性があります。

 

もちろん個体差もあり得るので、必ず試奏をオススメしたいですね。

 

 

以上です。

 

 

HARRISON ( ハリソン ) アルトサックス リガチャー A2/GP 金メッキ 日本製 逆締め ラバーサイズ カラー ゴールド マウスピース用 締金 シメガネ A2GP

価格:6,999円
(2019/8/11 00:43時点)
感想(1件)

 

 

 

 

 

...個人的な見解ですが、「ハリソン」と「BG」

どちらも素晴らしいリガチャーなので1度は両者の試奏をして欲しいですね。

(何かリガチャー購入を考えているなら尚更!)

 

www.jirihi-3.com